JA44に乗って3か月、もうすぐ5,000kmになります。これまで四国を一周を含むツーリング、街乗りと様々な場面で走ってきた中で感じた、JA44のスプロケット設定について語ります。
純正のスプロケット設定
純正では
- フロント:14T
- リア:35T
- チェーンサイズ:428
になっていますね。
スプロケット設定はJA10から変わっていませんけど、このJA44型からチェーンサイズが420→428にサイズアップされています。
耐久性の向上が期待できますね。
(50ccは420サイズのままです)
最大トルク発生時の速度を計算
今までしっかり計算したことがなかったので、計算してみました。
「2次減速比 計算」などのワードで検索すると、色々な計算サイトがでてきますからそこで計算できますよ。使い易そうなサイトを見つけてみてください。
- 1次減速比:4.058
- 2次減速比:2.500(35÷14)
- リアタイヤ外径:576mm
おお!体感していた力強さの感覚とピッタリ合ってます!
お遍路中、21番太龍寺にロープウェイを使わないでカブで急な山道を上った行ったのですが、その時1速20km/h辺りが一番上りやすかったんですよ。
他にもちょっと急な坂を3速で登っているとき、2速にシフトダウンするのが大体40km/hくらいでした。一応カタログスペックに合った性能を発揮できているようです。
フロント1T上げの必要性
年式問わず、カブのカスタムにおいてフロント1T上げは定番のカスタムと言われています。
リアを1~3T下げる方法もありますけど、フロントの方が交換が簡単ですからフロントを1T上げる方が多いですね。
しかしJA44にツーリング・山登り・街乗りと色々な用途で5,000km乗った感想としてはスプロケセッティングをイジる必要は無いと感じています。
確かに巡行が楽になるメリットはあります。でもそれと引き換えに低速トルクを失うのはかなり痛いです。
ツーリングにしか使わないならフロント1T上げは効果が高いでしょうね。燃費が上がる可能性もありますし。
ただ、山菜を取りや21番太龍寺に行く際に山を登ったり、街中をチョロチョロと走り回ったりするときには純正のセッティングが一番だと思います。いい具合のトルク感が得られるんですよ。気持ちいいのです。
まとめ
もう一度7,500回転・純正スプロケ時の表を持ってきてみます。
勾配20%超の登りも1速でグイグイ上れて、60km/hちょっとの巡行の際もエンジンの一番力強いところを使える。ホンダさんはそんないい具合のセッティングにしてくれているのでしょう。
「110cc」と一般的な原付2種よりも小さい排気量、「4速」という普通のバイクよりも1段少ない変速段数。そういった限られた条件の中でベターなチョイスがフロント14T・リア35Tなのだと思います。
この検証でまた自分自身がカスタムするところを減らしてしまいました。
ホント、JA44はプレスフレームのカブと違ってイジり甲斐のないバイクですw
お遍路(四国一周)の時の記事はこちら:カテゴリー四国八十八ヶ所
2019/9 追記
皆さんが「1丁上げはいいぞおじさん」になっていらして、わたしも興味が湧いてきています。
この記事を書いた当時は「変更の必要なし」という結論となっていましたけど今現在は「変えてみようかな?」という心境です。
どう変更するかはまだ検討中です。