前期ゼロクラにカセットアダプター

ゼロクラウンのオーディオにカセットアダプターを付けて、スマホから音楽を流せるようにしてみました。

かなりなアナログな手法だけに、全然期待していなかったのにいい方向に予想を裏切られる結果になりました。

カセットアダプターとは

わたしもつい最近まで存在を知りませんでしたので、まずはカセットアダプターとは何か。を簡単に説明します。

カセットアダプター ゼロクラウン

モノはこんなもの↑

見た目はカセットテープからオーディオ端子が出ているようなものです。

 

オーディオ端子にスマホなりiPodなりを接続して音楽を流すと、カセットテープ状の本体でカセットデッキが読み取れる情報に変換し、カセットデッキ経由で音楽を流せるシロモノ。

 

アナログ音声情報を磁気情報に変換しているってことなんでしょうか?

説明しているわたしもよく解っていませんw

 

まあ仕組みはともかく、カセットデッキならカーオーディオだろうがラジカセだろうがそこから音楽を流すことができるようになります。

しかも電源不要。デッキに突っ込むだけで使えます。

 

前期ゼロクラウンのオーディオ

お次は前期ゼロクラのオーディオのお話。

ゼロクラウンの前期モデルのオーディオ設備は

  • アナログTV
  • AM・FMラジオ
  • 6連CDチェンジャー付きCDデッキ
  • カセットデッキ(後期はMDデッキ)

の4つです。後期型はカセットデッキがMDデッキになります。

ゼロクラウン オーディオ

ラジオはともかくとして、TVは地デジが受信できず、カセットテープは一部で人気が再燃しているものの一般的とは言えず、CDも既に販売数が減ってきています。

今や当たり前にあるAUX入力端子は無し。

今どきの人から見ればかなりオワッテル仕様ですw

 

わたしの場合、TVは観ない、テープはもちろんCDも1枚も持ってない、普段はもっぱらNHK第1のラジオを聴いている。ということでものすごく困る要素はないのですが。

 

それでも遠出の時はスマホのYahoo!カーナビの音声を車のスピーカーから流したいですし、ラジオも地域を跨ぐと周波数が変わって面倒なのでAmazon Musicで「2000年代J-POPヒッツ」など懐かしの音楽を聴き流しながら走りたいのです。

やはり何かしらの外部入力の方法は確保したいところ。

 

そこでカセットアダプターの登場となるわけです。

カセットアダプターで外部入力

ゼロクラウンに外部入力を設ける方法の中ではカセットアダプターが一番簡単かと思われます。

 

他のやり方は純正マルチの裏の端子からコードを引っ張ってこないといけません。

わたしは少し前までその方法でiPhoneと接続していましたがライトニングケーブルの断線を機に今回のカセットアダプター方式に変更しています。

 

やり方はカセットアダプターをデッキに入れて、

ゼロクラウン カセットアダプター

オーディオ端子をスマホに接続して音楽を流し

純正マルチの「TAPE」のボタンを押すだけ。

とっても簡単。

 

曲と曲のあいだの無音時にはテープを回す「コロコロ…」という音もしますが、音楽が流れていれば気になりませんし、あまりにアナログな接続をしているのに音質も素人の耳からすればかなり良いです。

自分の中にあったデジタル>アナログというイメージは間違いだったようです。

 

 

しかし有線での接続はゴチャゴチャして高級車らしくないので、そのうち穴開けしてコードをセンターコンソールまで引き、内部にBluetoothレシーバーを設置して無線接続できるようにしたいです。

ちょうど12Vソケットも来ているので電源にも困りませんし。

ゼロクラウン カセットアダプター

 

カセットアダプターの紹介と注意点

わたしが購入したカセットアダプターはこちらです

このアダプターで地味に助かるのがコードの出す方向を変えられること。

カセットアダプター ゼロクラウン KD-80 カセットアダプター

これなら色々なデッキに対応しやすくなります。

 

カセットアダプター購入の注意点

カセットアダプターは何社かから販売されていますので選ぶ際の注意点を挙げておきます。

モノラルに注意!

「カー“ステレオ”に!」と言っておきながらモノラル出力の商品もあります。

カセットアダプター ステレオ

もし現物が見られるのならば上の写真のように読み取り部が「+」状になっているのがステレオ。

「-」状になっているのがモノラルです。せっかく買ったのにモノラルじゃあガッカリしてしまいますよね。

 

Bluetooth付きは?

カセットアダプターは国内メーカーのものであっても中国などの海外製で、レビューを見るとかなり造りが荒く当たり外れが激しいようです。

Bluetooth付きも当然造りが荒く、高額なのにすぐ壊れてしまっては目もあてられません。

 

個人的にはBluetooth一体型ではなく、

安価な有線式アダプター+信頼できるBluetoothレシーバー、のように組み合わせて使うのがよろしいかと思います。

 

おわりに

以上のように、前期型ゼロクラウンなら数百円で外部入力を設けることができます。

今となっては後期型のMDデッキの方は利用価値がすっかり無くなってしまったのはなんとも皮肉のような気がします。

十数年前のブログには、後期型発売当時に前期型に乗っていた方は何万円も出してMDデッキに交換した。なんて記事も出てきます。

時代の変化とは恐ろしいもんです。