新暖房 ガス赤外線ストーブ導入!
Amazonサイバーマンデーを利用して、新たな暖房機器を導入しました。
それはガス赤外線ストーブです。名前の通り、ガスを燃料にするストーブで、反射式石油ストーブのように赤外線を放射するので大変暖かいのです。
今回はこいつのレビューとガス暖房のメリットやデメリットをまとめてみました。
リンナイ ガス赤外線ストーブ R-852PMSIII(A)
今回購入したストーブがこちら。
リンナイのガス赤外線ストーブ(都市ガス13A用)出力4.07kwのものです。能力の目安は温暖地の木造で11畳までイケます。
こいつのスゴイところは何と言っても点火の早さ。動画を撮ってみたのでご覧ください↓
点火レバーを下げるとガスコンロみたいに「チッチッチッ・・・」と点火を始め、ポッと着火します。
もうその瞬間に暖かいんですよ。むしろ熱いくらい。
これは灯油ストーブにはマネできません。灯油はその性質上、気化させるまで時間がかかりますから。ガスは最初から気体ですからこの点火の早さを実現できるのです。
これだけ暖まるのが早いと、部屋の温度に応じて消火・点火をこまめにするのも苦になりません。これによって見かけの暖房出力よりもガスの消費を抑えられます。
ガスは灯油に比べて高いですからね。できるだけ付けっぱなしにしないことでガス代の上昇を抑えたいところです。
また、動画中でも切り替えていましたけど
全開・半開の2段階で調節ができます。
全開だとカタログスペックの4.07kw、半開だと2.15kwまで出力が下がります。
これもこまめに切り替えれば消費量を抑えるのに役立ちます。
現在の使い方としては、朝起きる30分前にエアコンのONタイマーを設定しておいて若干部屋を暖めておき、起きたらガスストーブを全開で手動ON。
部屋が暖まったらガスストーブを半開へ。
あとの温度調整はエアコンがやってくれるので放置orガスストーブOFFへ。
以上のような感じで使っています。
エアコンは立ち上がりが遅いですからね。そこをガスストーブで補ってあげるイメージです。
ファンヒーターではないので電源コードがありません。電気は点火の時に使う単二電池1本のみです。現在は単三のエネループにアダプターを付けて入れていますけどちゃんと点火してくれています。
しかしガスコードを繋ぐことは必須ですからどこにでも持って行けるわけではありません。燃料タンクが無いために軽くて運ぶのは簡単なんですが…
ガスコードの届く範囲でなら移動は容易ですね。
わたしは台所のガスコンロの裏にガス栓が2口ありましたので1つはコンロ用、もう一つをストーブ用として8mのガスコードを接続して部屋まで引っ張ってきています。
ガス暖房のメリット
ここでは赤外線ストーブだけでなくファンヒーターも含めたガス暖房のメリットを挙げていきます。
- 立ち上がり激早
- 給油の手間なし・燃料を買いに行く必要が無い
- 点火、消火時の匂いがない
- 石油暖房に比べて小型
- エアコンと違って極寒でも動く
点火した瞬間から熱いくらいの暖房能力を発揮してくれますから、エアコンや石油暖房と違って
「待ち」がありません。
石油ファンヒーターの中には“瞬間点火”を謳う製品もあり、実際に使ったこともありますがガスには敵いません。エアコンは言うまでも無し。
先ほども述べましたけど寒い朝には本当に助かります。
また、燃料であるガスを都市ガスの場合は埋設されているガス管が、プロパンガスの場合は契約している業者さんが自宅まで運んできてくれます。灯油も配達はありますが暖房器具本体に給油するのは自分たちです。
ガス暖房はガスコードが接続されていれば絶えず燃料を供給し続けてくれます。
そのこともあって、燃料タンクも必要ありません。よって同じ暖房出力でも石油暖房と比べて小型・軽量にできています。
こいうった季節によって出したり仕舞ったりする機器って、小型な方が助かりますよね。
そして、ガス暖房を使ったことが無い人は「ガスって臭そう」と思うかもしれませんが点火・消火時も含めて全然臭くありません。もし匂いがしたなら“漏れてる”ってことですからね。それは危ないですよw
また、現在のガス栓・ガスコード・ストーブにはそれぞれ安全弁などの安全装置が組み込まれていますから、万が一ガス栓が「開」の状態でガスコードが外れてもすぐにガスが止まるように設計されています。
さらに、何かを燃焼させる暖房は確実に暖をとれるっていう安心感があります。日本を寒波が襲い、エアコンの稼働気温を下回りエアコンが停止する事態が相次いだ年がありました。
そんな中でも「火」で暖める暖房ってしっかり動いてくれますからね。頼りになります。寒さ暑さも一種の天災ですからね。そういった意味では「災害に強い」暖房なのかもしれません。
ガス暖房のデメリット
いいとことがあればイマイチなところもあります。次はそこら辺を挙げていきますね。
- ガス栓・ガスコンセントが必須
- エアコン・灯油よりもランニングコストが高め
- 機器本体が高価
- 都市ガスは大災害のときに復帰に時間が掛かる
一番のデメリットは「誰でもどこでも設置できるわけではない」ってところでしょう。
第一にガスの供給口が必須ですし、使いたいところまでガスコードが届く必要があります。
また、どうしても電気や灯油よりもガスは単価が高め。それがプロパンならなおさらです。
ストーブ本体が高価っていうのも問題です。石油暖房ってホームセンターやリサイクルショップでもたくさん扱っているくらい入手性が良く安価なのですが、ガス暖房って使っている人が少ないためか中古は皆無・新品は高価です。
それに加えてガスコードも数千円しますからね。
導入・使用ともにいくらかコスト高です。
最後に、大地震などの大災害には弱いと思います。特に都市ガスは供給範囲のガス管に損傷がないか確認してからでないとガスを流せませんから。
プロパンもタンクが空になったら業者さんに交換に来てもらわないといけませんし。
その辺は寒波に対してのアドバンテージとトレードオフでしょうかね。
暖房出力の選び方
少しわたし流の暖房出力の選び方も紹介しておきましょうか。
よく木造~畳、鉄筋~畳なんて表記をみますが、あれって温暖地(東京・大阪など)を元に計算しているのです。
そのままわたしの住む新潟に当てはめると能力不足なんですよ。
なので私は本体価格と相談して、1ランクか2ランク出力の高い機器を買うようにしています。そうすれば暖まるのも早いですし、暖まったら弱くすればいいですからね。
ギリギリのものを買ってしまって全開にしても全然暖まらなくて困った経験がありましてw
最後に
ガスストーブ、デメリットもありますけどわたしは最高に気に入っております。
エアコンだけではどうにもならないくらい寒いですし、灯油だと燃料切れで寒い思いをしたり、ストックがなくなればどんなに雪が降っていても外に買いに行かなくちゃいけませんし。
ランニングコストもエアコンと併用すれば下げられます。
災害で都市ガスの供給が止まってしまったなら歩いて実家まで避難します。
うまいこと付き合って大事に使っていこうと思います。
ディスカッション
コメント一覧
ストーブタイプなら停電時も点くのでいいですね
こんにちは。コメントありがとうございます!
そうなのです。1種類のエネルギーだけで動かせるのは大きなメリットです。
詳しく解説ありがとうございました。寒冷地で使われているというところが説得力ありますね。
質問ですが、赤外線のよさ、ファンヒーターとの比較はいかがですか?
静かなのは、赤外線の方ですよね。
エアコンは乾燥しますが、こちらはしないでしょうか?
itumoさん、コメントありがとうございます。
赤外線の良さはコードが1本なことと、ホコリが舞わないことですかね。
乾燥に関しては以前計算したのですが、ガスの組成式によると灯油よりも燃焼時の水蒸気の発生は多いようです。
しかし赤外線に直接当たっているとさすがに乾いてきている気がします(笑)