仕事を辞めてカブでお遍路-まとめ

2019年1月22日

スーパーカブ110で行く四国八十八箇所シリーズ、これで最後の記事になる予定です。

カブでお遍路をするにあたり「私はこうしたよ」とか「こうすればよかった」とか「これが便利だよ」といったことを振り返って、まとめてみようと思います。

私はこうしました

毎日の宿の選定

1日でどのくらいお寺を回れるかはやってみないと全く読めません。事前に計画を立てるのは困難です。

そこで毎日の宿はその日の15時くらいになって、先が見えてきたら部屋を取ります。納経所が閉まる17時ギリギリまで回り、そのお寺の近くであったり、翌朝行くお寺の近くの宿を探します。

今なら「じゃらん」などのネットで検索できますから場所や価格、設備などと相談して決めましょう。

私は「ネット・駐車場無料」の条件で検索し、3500~6000円くらいで見つけていました。どうしても10日~2週間掛かってしまいますから、できるだけ安い宿を見つけたいものです。

ネット設備の有無が問題にならなければお遍路さん向けの宿が各地にありますから、そこに泊まるとよいと思います。一泊3000円くらいからあるみたいです。

キャンプ慣れしている方はキャンプ場や野宿ポイントを探すのもアリでしょう。野宿お遍路の場合は3Y(ヤンキー・野犬・幽霊)に気を付けた方がいいらしいですよ。

納札

お高いですが4枚複写のものを使いました。最低176枚必要ですから書く量は少ない方がいいです。

複写式の問題点?として間に挟まっている紙が邪魔です。

複写式納札

お寺を回れば回るほどゴミがカバンの中に溜まっていきます。そこで私は宿に泊まるごとに明日回るであろう数の分、間の紙をゴミ箱に捨てていました。

ロープウェイ・ケーブルカー

太龍寺・雲辺寺はロープウェイ、八栗寺はケーブルカーで行くのが一般的ですが私はこれらは使っていません。どこもバイクなら近くまで登っていくことが出来ます。

ただし太龍寺までは舗装されているものの、狭い&急勾配ですからビッグスクーターや大型バイクなどの大柄で重い車両で行くのはやめておいた方がいいでしょう。250ccくらいの軽めのバイクならかえって楽しいくらいかもしれません。カブ110で登るのは楽しかったですよ。

 

こうすればよかった

お賽銭

お賽銭用の5円玉を大量に用意する必要があります。最初は郵便局で、途中銀行で両替をしましたが、郵便局は本当は両替できないんですよね。また、銀行は手数料がかかります。

回っていて気づいたのですが、お寺によっては納経所で5円玉を50枚や100枚袋に入れてあって、交換してくれるところがあります。賽銭箱に入っていたものなんでしょう。お寺としてもお賽銭の収入を銀行などに預けに行くのに、小銭をジャラジャラ持って行くのが大変なんでしょうね。

それを考慮すると、最初に銀行で手数料が掛からないギリギリの99枚両替してもらい、適宜お寺で両替してもらうのが安上がり&簡単ですね。

スマホホルダー(挟みこむタイプ)

地図や標識、案内板を見ていれば大丈夫。と思っていた時が私にもありました。

しかし順番通り回らないときもありますし、寄り道をするときもあります。そんな時にハンドルに取り付けたスマホでナビを見ながら移動できるのでスマホホルダーはやはり必須です。

クロスカブのお兄さんに頂いたホルダーもあったのですが、頂く際に言っていた通り走行風が当たらない構造のため、スマホの発熱がえらいことになってしまいました。

カブ スマホホルダー

 

それをどうにかするために、旅も終わりに近い高松市の南海部品で別の商品を購入しました。

それがこちら

 
 
でこんな角度で取り付け。
 
スマホホルダー
これならスマホを空冷できます。半面、スマホが防水対応していないと降雨時は使えなくなります。しかし今やどこに行くにもナビは必須ですね。

休養日

私は一気に回ってしまいましたけど、どこか1日だけでも連泊してお寺を回らない日を作った方がいいです。

バイクや車を一人で運転して回る場合、運転→お寺→運転→お寺→運転と繰り返し休む暇がありません。ゆっくり回ればいいのですけど、四国の魔力なのか朝起きると寺を回らずにはいられなくなります。すると大変疲労がたまります。

事前に調べておいて、ここだ!という場所で連泊し、荷物を宿に置いて身軽にゆっくり観光したり、温泉に浸かってゆっくりしたり。そんな日を絶対に設けた方がいいです。

 

私のおススメは、ちょうど約半分の44番大宝寺・45番岩屋寺を回り終えて(もしくは後回しにして)道後温泉あたりで1日ゆっくりすることですね。

疲れがたまるとお寺を回っていてもアレコレ見る余裕もなくなるし、事故の確率も上がってしまいます。

休むのも大切です。

このことを聞いたカブプロのお兄さんも同じ結論となったそうです。

御影帳

御朱印を頂くとご本尊のお姿を印刷した紙を頂けます。最初は封筒に入れておけばいいのですが、増えてくるとかなりの厚みになりますし、紛失する可能性もあります。

岩本寺

お姿は全部集めたうえで額・掛け軸・屏風などに表装するらしいのですが、そうするには5万円ほどかかる上に保管場所も必要です。調べてみると「御影帳」なるお姿ホルダーになってくれるものがあるそうです。

これを持って行けば紛失したり、シワになったりすることもなさそうです。

 
私もあとで買って、お姿を保管しておきます。
 
 

あって便利だったもの

予備ガソリン

以前の記事に書いた予備ガソリンボトルです。使うことはありませんでしたが、タンクがスッカラカンになってもまだ50km程度走れる、という気持ち的な余裕ができます。

普段から是非積んでおきたい装備です。

 

これは言わずもがなですね。大容量のボックスのお陰で荷物(菅笠を除く)を濡らさずに運ぶことが出来ました。

また、旅が後半になるにつれ着替えなど、不要な荷物が増えてきます。そんな不用品をお土産と一緒に段ボールにまとめて宅配便で実家や自宅に送ったあと、減った荷物に合わせてボックスを縮めれば取り回しが楽になりますし、走行するときに風に煽られる具合も軽減できます。

このボックスは手放せませんね~。

関連記事:カブ110にMRDフリーボックス取り付け

 

 

こんなところでしょうか。質問があればお気軽にどうぞ。

 

お遍路シリーズ

  1. 突然ですがお遍路行きます
  2. 仕事を辞めてカブでお遍路-準備
  3. 仕事を辞めてカブでお遍路-出発直前準備
  4. 仕事を辞めてカブでお遍路-三春藩Cub主総会
  5. 仕事を辞めてカブでお遍路-いわき~フェリー乗り場まで
  6. 仕事を辞めてカブでお遍路-フェリーに乗る
  7. 仕事を辞めてカブでお遍路-四国到着1日目(1・2番札所)
  8. 仕事を辞めてカブでお遍路-2日目前編(3~5番札所)
  9. 仕事を辞めてカブでお遍路-2日目後編(6~10番札所)
  10. 仕事を辞めてカブでお遍路-3日目(11~19番札所)
  11. 仕事を辞めてカブでお遍路-4日目(20~23番札所)
  12. 仕事を辞めてカブでお遍路-5日目(24~29番札所)
  13. 仕事を辞めてカブでお遍路-6日目(30~37番札所)
  14. 仕事を辞めてカブでお遍路-7日目(38~43番札所)
  15. 仕事を辞めてカブでお遍路-8日目前編(岩屋寺・大宝寺)
  16. 仕事を辞めてカブでお遍路-8日目後編(46~53番札所)
  17. 仕事を辞めてカブでお遍路-9日目前編(54~58番札所)
  18. 仕事を辞めてカブでお遍路-9日目後編(59・61~64番札所)
  19. 仕事を辞めてカブでお遍路-10日目(60・65・66番札所)
  20. 仕事を辞めてカブでお遍路-11日目前編(67~72番札所)
  21. 仕事を辞めてカブでお遍路-11日目後編(73~78番札所)
  22. 仕事を辞めてカブでお遍路-12日目(79~83番札所)
  23. 仕事を辞めてカブでお遍路-13日目(84~88番札所 結願)
  24. 仕事を辞めてカブでお遍路-高野山・帰宅
  25. 仕事を辞めてカブでお遍路-うどん編
  26. 仕事を辞めてカブでお遍路-出会い編
  27. 仕事を辞めてカブでお遍路-まとめ ←今ココ
  28. 仕事を辞めてカブでお遍路-小ネタ