仕事を辞めてカブでお遍路-高野山・帰宅

2018年6月13日

カブ110での四国八十八箇所を終え、高野山奥の院に向かいます。奥の院は並々ならぬ力が働いているような雰囲気を感じました。所謂パワースポットってやつでしょうか?

この記事では徳島~高野山~新潟までの3日分を一気に紹介します。

 

南海フェリーで和歌山へ

まずは徳島から和歌山に渡らなければいけません。南海フェリー徳島乗り場へと向かいます。

基本的に1日8便出ていますから安心です。

私の乗った時は2隻運用体制のうち1隻の「かつらぎ」ちゃんが入渠(ドッグ入り)していて、1日4便となっていました。
南海フェリー 南海フェリー 徳島乗り場

自動車とバイクはドライブスルーでの受け付けとなります。

大人1人 2,000円+原付1台 1,300円=3,300円でした。

南海フェリー 徳島乗り場

指定された場所で待機して船を待ちます。

後ろの方はJA07のカブプロでした。キャンプ用品満載です。四国でキャンプして遊んだ帰りだそうです。

 

南海フェリー

南海フェリーオリジナルキャラクター。

調べたところ、左の緑の子が「阿波野まい」ちゃん、右の青い子が「高野きらら」ちゃん、というらしいです。

南海フェリー

この下の絵、どことなく抱き枕カバー感がw

 

南海フェリー 徳島乗り場

フェリー着岸、名前は「つるぎ」ちゃんです。

指示に従って乗り込みます。ここでは「ハンドル真っすぐ」の指示でした。船によって違うんですね。

 

南海フェリー

2週間過ごした四国と別れます。またいつかうどんを食いに来るぞ~。

 

南海フェリー

穏やかな紀伊水道を進みます。

 

南海フェリー 和歌山乗り場

和歌山港に到着です。しっっかし今の船ってあっという間に向きを変えちゃいますね。タグボートも使わずにいとも簡単にクルッと回りますね。

この日は和歌山市内のビジネスホテルに泊まりました。1泊3,500円。

 

高野山奥の院へ

ホテルでは屋根のある場所へ駐車させてもらいました。ありがたし。

カブ110 JA44

 

高野山までは国道480号線で向かいます。よく整備された走りやすい道でしたね。

高野山 大門

大門前にて。ここから更に進み「高野山中の橋 観光バス駐車場」を目指します。

高野山奥の院 裏参道

はい、ここが奥の院裏参道入口です。駐車場の目の前です。

本当は表参道の「一の橋」から行くのが正解なようです。

高野山奥の院

 

ここから弘法大師御廟までは多数のお墓が並びます。

たくさんの観光客が訪れることもあり、企業の広告塔としての役割を期待しているであろうユニークなお墓も多数ありますよ。

高野山奥の院 高野山奥の院

 

 

高野山奥の院

ノーマルなお墓らしいお墓もあります。

 

高野山奥の院

親鸞聖人のお堂もありました。一応ウチは浄土真宗なのでご挨拶しておきました。

高野山奥の院 高野山奥の院

こちらは東日本大震災の慰霊碑。道の向こう側には阪神淡路大震災の慰霊碑がありました。

高野山奥の院

樹齢200~600年の杉の木がポコポコ生えています。

奥の方に行くと、武将などの古いお墓が見えてきます。

高野山奥の院

こちらは家康の次男のお墓。苔生した感じが年月の流れを感じます。

 

高野山奥の院

こちらは秀吉のお墓。おそらく遺体があるのではなく、爪だったり髪の毛だったりが納められているんでしょう。

 

高野山奥の院 水掛け地蔵

さらに進むと納経所があり、その近くには水地蔵さまがいらっしゃいます。

後で調べて知ったのですが、このお地蔵さまに水を掛けてはいけません!水地蔵とは違うのです。正しくは供養したい故人の名前を書いた経木に水を掛けるそうです。

掛けなくてよかった… おばちゃんがバッシャンバッシャン水を掛けてました…

 

高野山奥の院 御廟橋

この橋が御廟橋です。この先は聖域中の聖域でして、撮影などは禁止です。

高野山奥の院 御廟橋

 

橋を渡ると、聖域を意識しすぎているせいか鳥肌が…なかなか緊張します。

 

写真が撮れないので文章で説明しますと、橋の先には大きなお堂があります。これは燈籠堂といいます。私が行ったときには丁度お経をあげているところでした。

御廟

図解するとこんな感じになっています。

燈籠堂と御廟と地下でお参りしました。この地下室はお大師様に一番近づくことができます。地下室に入った途端、体が重くなるというか、そんな力を感じました。気のせいでしょうか?それとも?

3か所とも八十八箇所結願のご報告と道中の無事の感謝、帰路の安全をお願いしてきました。

 

お参りが終わったら納経所で御朱印を頂きます。

頂く際「これで満願ですね。おめでとうございます。」と声を掛けて頂けました。やっぱり達成感がありますね。

 

 

敦賀で1泊、そして新潟へ

さて御朱印を頂き、あとは新潟の自宅へ帰るのみです。この日はひとまず久々の日本海を拝むべく福井県敦賀市まで走ります。

googleマップに従い、高野山から国道371号線で下っていきます。

国道371号線 国道371号線

これがとんでもない酷道でした。車1台分の道幅に落石がゴロゴロしてるし、ガードレールもありません。道から外れれば川に落っこちます。

 

とは言え遍路転がしの焼山寺や横峰寺を乗り越えてきた私とカブ。やたらと長い以外はお馴染みの慣れ親しんだ道路状態です。

落石と対向車に気を付けて行きましょう。

 

平地まで降りればあとは敦賀を目指すのみです。無料の自動車専用道路に誘導しようとするgoogleマップと闘いながら進みます。原付2種は自動車専用道路は走れないのじゃ。

敦賀には17時ころに到着しました。久々の日本海と縦型信号機に感激。この日は和歌山から高野山を経由して敦賀まで260kmくらい走ったでしょうか。

 

翌日は朝から雨、写真を撮る余裕もなく一気に自宅まで走り抜けました。

途中眠気が襲い、国道沿いのパーキングの東屋で昼寝をしつつ丸一日かけて300kmを走破。無事帰宅することができました。

カブ110 メーター

出発した時は1535.0kmでしたから、17日間で3016.3km走ったということですね。

1日平均177km走ってます。良く走ったものですね。オイル交換してやらないとね。

 

まだ書いてないことがたくさんありますからお遍路ネタはまだまだ続きます。

 

お遍路シリーズ

  1. 突然ですがお遍路行きます
  2. 仕事を辞めてカブでお遍路-準備
  3. 仕事を辞めてカブでお遍路-出発直前準備
  4. 仕事を辞めてカブでお遍路-三春藩Cub主総会
  5. 仕事を辞めてカブでお遍路-いわき~フェリー乗り場まで
  6. 仕事を辞めてカブでお遍路-フェリーに乗る
  7. 仕事を辞めてカブでお遍路-四国到着1日目(1・2番札所)
  8. 仕事を辞めてカブでお遍路-2日目前編(3~5番札所)
  9. 仕事を辞めてカブでお遍路-2日目後編(6~10番札所)
  10. 仕事を辞めてカブでお遍路-3日目(11~19番札所)
  11. 仕事を辞めてカブでお遍路-4日目(20~23番札所)
  12. 仕事を辞めてカブでお遍路-5日目(24~29番札所)
  13. 仕事を辞めてカブでお遍路-6日目(30~37番札所)
  14. 仕事を辞めてカブでお遍路-7日目(38~43番札所)
  15. 仕事を辞めてカブでお遍路-8日目前編(岩屋寺・大宝寺)
  16. 仕事を辞めてカブでお遍路-8日目後編(46~53番札所)
  17. 仕事を辞めてカブでお遍路-9日目前編(54~58番札所)
  18. 仕事を辞めてカブでお遍路-9日目後編(59・61~64番札所)
  19. 仕事を辞めてカブでお遍路-10日目(60・65・66番札所)
  20. 仕事を辞めてカブでお遍路-11日目前編(67~72番札所)
  21. 仕事を辞めてカブでお遍路-11日目後編(73~78番札所)
  22. 仕事を辞めてカブでお遍路-12日目(79~83番札所)
  23. 仕事を辞めてカブでお遍路-13日目(84~88番札所 結願)
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