前輪をキャストホイールに交換

2019年11月11日

だいぶ前から構想しておりましたキャストホイール化に踏み切りました。

まずは前輪から。

後輪はそのうちタイヤの残り溝がなくなるでしょうから、なくなってから交換しようと思います。

さて、作業に取り掛かりましょう。

取り付けたもの

カブ キャストホイール

タイヤ付きの商品でした。海外(韓国?)からの輸入品ですからたまに欠品になるようです。

特にフロントに関しては、JA44からの海外仕様はすでにディスクブレーキが主流になっており、ドラム仕様は前型式のJA10の部品と思われます。

いつホンダが部品の生産をやめてしまうかわかりません。

気になっている方は在庫のあるうちに確保しておいた方がいいかもしれません。

 

必要な道具

  • 14mmレンチ
  • 19mmレンチ
  • マイナスドライバー
  • 油性マジック
  • ウエス・パーツクリーナーなど

必要な道具はこんなところです。意外に少ないですね。

 

作業開始

マーキング

まずは油性マジックでシャフトとナットにマーキングをしておきます。

カブ フロントホイール 交換 カブ フロントホイール 交換

フロントフォークとシャフト、ナットそれぞれのマーキングを合わせるように締め付ければ、サービスマニュアルやトルクレンチが無くても元のトルクで締められます。

 

ケーブル類取り外し

ブレーキケーブルを外します。

アジャストナットを外して、ブレーキパネルから引っこ抜くだけなので簡単です。

カブ フロントホイール 交換

 

次はメーターケーブルの取り外し。

矢印で指した三角のところでツメが引っ掛かっているので、マイナスドライバーなどで押し込んで引っ掛かりを外します。

カブ フロントホイール 交換

 

形状はこのようになっています。

プラスチックなので壊さないように気を付けましょう。

カブ フロントホイール 交換

 

はい、外れました。

カブ フロントホイール 交換

 

シャフト外し

先ほどマーキングしたシャフトを抜きます。

ナットを緩めたあとに

カブ フロントホイール 交換

エンジンあたりに棒などを噛まして、タイヤがなくなっても倒れこんでこないようにします。

 

カブ フロントホイール 交換

ほい、取れました。

 

ブレーキパネルとカラー

ブレーキパネルと、

カブ フロントホイール 交換

 

カラーは

カブ フロントホイール 交換 カブ フロントホイール 交換

キャストホイールでも使うので外しておきましょう。

 

ブレーキパネルはダストが付着しているでしょうから、パーツクリーナーとウエスである程度きれいにしておいた方がいいでしょう。

 

カブ フロントホイール 交換

ドラムの側もかなり汚れています。

 

 

ここまできたら折り返しです。

キャストホイール取り付け

まずブレーキパネルとカラーをキャストホイールに取り付けます。

 

ブレーキパネル側のメーターギアの突起部と

カブ キャストホイール

 

ドラム内の窪みを合わせます。

カブ キャストホイール

ここがかみ合ってメーターケーブルを回し、メーターで速度を表示できるようになります。

 

そしたらシャフトを挿入。

カブ キャストホイール

 

マーキングが合うまでナットを締め付けます。

カブ キャストホイール

(ちょっと合ってないですけど…)

 

ケーブル取り付け

お次はブレーキ・メーターケーブルをもとに戻します。

カブ キャストホイール

メーターケーブルの先端は四角くなっているので、これまたメーターギアにかみ合うように加減しながら差し込みます。

仮に変な状態に差し込んだまま走ったらメーターケーブルがぶっ壊れます。

 

ブレーキケーブルは最初の状態に戻すだけです。

ドラムが変わりましたから、遊びの調整を忘れずに。

 

完成・試走

完成です。わたしは割と慣れていますので30分くらいで終わりました。

カブ キャストホイール

 

組み付けが終わったら試走してみましょう。

ブレーキドラムとブレーキシューの当たりが出ていないのでブレーキの効きがすこぶる悪くなっています。当たりが出るまでは気を付けましょう。

ちょくちょく遊びの調整も必要です。

 

走り出しが軽くなったような?かっちりしたような?気がしますが気のせいかもしれません。

 

スポークとキャストの比較

見た目

カブ キャストホイール カブ キャストホイール

クラシカルなスポークもカブらしくていいものです。

キャストは近代的な感じですね。

 

カブ キャストホイール

前輪だけキャストホイールなので違和感。

 

重さ

結構気になっている方が多いのは重さでしょう。

比べてみました。

 

ホイールを持ったまま体重計に乗ります。

まずはスポーク。

カブ キャストホイール

 

そしてキャスト。

カブ キャストホイール

およそ400gほどキャストホイールの方が軽量のようです。

チューブが無くなったのが大きいのでしょうか?

 

タイヤ

純正のタイヤは70/90-17

カブ キャストホイール

 

キャストホイールに付いていたタイヤはシンコーの2.50-17

カブ キャストホイール

 

ちょっと分かりにくいですが2.50-17の方が太めです。

カブ キャストホイール

 

最後に

前輪のキャスト・チューブレス化は完了です。

これでパンクの際の応急修理が楽になります。

乗り心地や走りの変化はこれから乗っていきながら感じてみようと思います。

 

※追記

簡単ですがインプレ書きました。

キャストホイールのインプレッション

 

 

あとは後輪ですが、これはタイヤの溝が無くなってチェーンやスプロケットと一緒に交換しようかな、と考えています。

後輪は難しそうなのでバイク屋さんに依頼しようとしており、全部一緒にやれば工賃も節約できますからね。