柄が抜けた鍬を自分で直す方法
実家で母が使っていた鍬の柄が引っこ抜けてしまいました。
「買い換えようか」なんて話も出ていたのですけど、わたしが修理してみることにしました。
やってみたらムチャクチャ簡単でした。
直す前の状態
見事に引っこ抜けています。
使い続けているとよくこうなってしまうんですがね。
わたしのばあちゃん曰く「修理に出すと2,000円、新品も同じくらい。買い替えれば?」とのこと。
母も買い替えの方向で考えていたようですけど、柄が抜けたくらいで買い替えるのもアホらしいのでいっちょうわたしが修理を試みることに。
修理に出せるってことは直せるってことです。
それに、こんな原始的な道具を修理するのに特殊な技術が必要なわけがありませんし。
修理開始
まずは今の柄の状態をよく観察してみます。
よ〜〜く見ているとクサビが刺さっていました。
てっきり刃の穴に対して、ギリギリの寸法の柄が刺さっているだけかと思っていました。
クサビを打ち込むことで柄の寸法を拡げて、穴にピッチリと嵌めている構造のようです。
おそらく経年劣化でクサビの効きが悪くなっていたのでしょう。
ってことはクサビを作り直せば修理できます。
早速クサビ作りです。
のこぎりで適当な廃材からクサビを切り出します。
気をつけることはクサビの幅だけですね。
当たり前ですけど幅が大きすぎると刃の穴に入りませんから。
そいつを元々クサビが刺さっていた場所に打ち込みなおします。
ハンマーなんか無くても、地面にコンコンと打ち付けることで打ち込むことができます。
最後に飛び出し過ぎているクサビを切り落として完成です。
ちょっと先端をはみ出させておけば、また柄が緩んだときにまた打ち直すことができますよ。
そんなことでわたしにも鍬の修理ができました。
クサビを切り出す自信がない方はホームセンターなんかで取り扱っているらしいので買ってきてもいいと思います。
こういうものを直すのって楽しいです。
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