カブ110、電源取り出し(ボックス編)
電源取り出しの下準備は完了しましたので、続いてリアキャリアに取り付けたMRDフリーボックス内に電源を引き込む作業をしていきます。
モバイルバッテリーやスマホをボックス内部で充電したり、できれば後方に向けてもドラレコを設置したいのでそれへ給電したりするために、USBで給電できる状態にしたいと思います。
前回記事:カブ110、電源取り出し(準備編)
リアボックスについてはこちら:カブ110にMRDフリーボックス取り付け
必要なもの
- ギボシ端子
- シガーソケット12V→USB5V変換プラグ
- 圧着ペンチ
圧着ペンチはあんまり安物を使うと圧着部が引っこ抜けたりするトラブルが起きるのでそこそこの物を使いましょう。
- ダブルコード
- シガープラグ メス(コード付き)
ダブルコードはカー用品のモノよりも電気工事のモノの方が安いですよ。
全てホームセンターでも手に入りますね。
コードの通し方
MRDフリーボックスには水抜き用なのか四隅に穴が開いています。この穴を通して内部に電源を引き込もうと思います。
ダブルコードを穴に通して
リアサスの後ろのフレームと外装の間に通します。
シートを開けて一旦引き出したら、次はサイドカバーに向けてコードを通します。
この辺りを通します。サイドカバーを開けて指を突っ込めば、コードを掴めるので割と簡単に通すことができます。新型カブはサイドカバーがあるからありがたいですね。
次はバッテリーの方へ通します。
(この写真だとバッテリー付近にもシガープラグが付いていますけど、それはまた別の機会に)
ここは隙間が大きいし、距離も短いのですぐに通せるでしょう。
はい。通りました。ここにギボシ端子を圧着します。
ここでちょっとした裏技。あえてコードの長さを変えて、ギボシをずらして圧着します。こうすると仕様変更や修理などで配線を抜いたり、再度通しなおす際に狭いところで引っ掛かるのを若干防ぐことができますよ。
車両側と接続
続いて車両側と繋いでいきます。当たり前ですけどキーはOFFにしておきましょうね。バッテリーまで外さなくてもいいとは思いますが。
私の場合はハンドル側にも電源を取り出したいので、コードとギボシ端子でこんな分岐ハーネスを作ります。
そして前回サービスチェックカプラーから取り出した電源のギボシと接続します。
そして先ほどボックスから通してきたコードと接続。
接続が終わったらブラブラ余分になっているコードはボックス側に手繰り寄せておきましょう。
ボックス内部の作業
次はボックス内部の準備です。
お好みの長さのところでギボシを圧着します。中であちこち動かせられるように長めにしました。
写真右側の「コード付きソケット」を接続して、左側の「USB5V変換プラグ」を差し込みます。そしたら差し込み部分に、ビニールテープを防水と抜け止めを兼ねてグルグル巻きにします。近頃はシガープラグの12Vで使う機器よりも、USBの5Vで使う機器の方が多いですから、抜くこともないでしょうし。
この2つの機能が一体になっている商品もあるのでしょうが、あえて2つをビニールテープで一体化させる方法を採りました。それは故障対策のためです。
振動の多いバイクに取り付けてあるし、ボックス内部とは言え絶対に雨に当たらないとも限りませんから、いつかどこかが壊れると思っています。そのときに壊れた部分だけを交換できるようにしてあるわけです。
キーONにして通電を確認します。この商品は通電するとLEDで青く光ります。
コードが穴から抜けてブラブラにならないようにインシュロックで抜け止めをして
最後にサイドカバー・バッテリーカバーを元に戻しておしまいです。
電源取り出しシリーズ
- カブ110、電源取り出し(準備編)
- カブ110、電源取り出し(ボックス編) ←この記事
- カブ110、電源取り出し(フロント編)
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