0円で強化サイドスタンド
カブ110の納車当時からサイドスタンドの安定性がイマイチなのが気になっていました。過去プレスカブに乗っていたこともあり、カブ110のスタンドはちょっと頼り無く感じるんですよね。
「やっぱり強化スタンドが必要か…」などと考えていましたが、思いつきでノーマルスタンドをカッターでちょいと加工しましたらかなり安定性が向上しましたよ。
現状の問題点
最初にノーマルのサイドスタンドの問題点を検証します。
サイドスタンドで駐車するとこうなりますよね。
普通のバイクより接地面が広くて、安定しそうな形をしてますけど…
このゴムの部品が真っすぐに戻ろうとするんですよ。
すると車体を起こす方向に力が掛かるもんですから、停車が不安定な状態になってしまいます。
このゴムは何かっていうと、スタンドを戻し忘れて走り出した時、真っ先に地面と接触してくれるようになっているんです。それによって勝手にスタンドが格納されて、戻し忘れた時の安全性を確保してあるんですね。
エンジンを掛けたままサイドスタンドを出せるカブならではの安全装備ですね。ただこれが停車の安定性に悪さをするとなると考え物です。
とりあえずゴムを外す
すでに先人がいらっしゃいますが、私もそれに倣ってゴムを外してみました。
そもそも初期のカブにはこんなゴム付いてませんし、最近まで生産されていたMD90やMD50だって付いてません。更に西本の強化スタンドだって付いてません。まあ無くてもなんとかなるでしょう。
10mmレンチでボルトを外して、ゴムを引っこ抜きます。
驚くほどドッシリ安定して停められるようになりました。
ゴムを改造してみる
ゴムを外した状態でも満足だったんですが、外してきたゴムを見ていたら思いつきましたよ。
元々何が問題だったかって言うと、こいつが真っすぐに戻ろうとすることが問題だった訳ですよね。曲がった状態をキープしてくれればいいんです。
そこで、カッターを持ってきて
こんな風にエグリを入れてみました。この切込みがあることで曲がりやすくなるはずです。
車体につけてみました。
思惑通り、切込みのおかげでグニャっと曲がってますよ~
ゴムを外した時ほど安定感はありませんが、ノーマルの状態よりはかなり改善されてます。何より、戻し忘れの安全装置としての役割も失われません。私は矢印の下側に切込みを入れましたが、上の写真を見た感じでは矢印の上あたりでも良さそうですね。丁度いいところを探してみてください。
この加工の問題点は、戻し忘れを頻繁にしたり、ゴムが劣化したりしたら、きっと切込みの部分からモゲるでしょうね。きっとそんなに高価な部品ではないでしょうから、その時はまた注文すればいいでしょう。
まあ一番ベストなのは、いい具合に劣化してフニャフニャに柔らかくなった中古ゴムを調達することでしょうか?
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