7代目アルトがやってきた!
チラッとTwitterで発言しておりましたが、年明けに脳梗塞?脳卒中?でばあちゃんが倒れました。
現状は病院でリハビリ中でして、自分でメシを食べられる程度には回復しておりますが変化した生活に合わせて我々もモノを処分していかなければいけません。
そんな状況で、もう運転することは無いのでばあちゃんのアルトの処分をすることになりました。
しかし、3月末までに廃車にさえすればガソリン以外何の維持費も掛からないことに目を付け、冬の間の狭い道を走り回るのに利用することにしたのでした。
7代目アルトHA25S
もう数日で手放すのでナンバーも隠しませんw
4WD・5MTです。
この年式あたりから乗用車のMT車は最低グレードのみの設定となり、例に漏れずこのアルトも最低グレードの「F」
4WD車の外見的特徴のリアワイパー。
リアハッチには長年貼っていた高齢者マークの跡が。
そのうち売るし、なんだかソレらしくて良い感じがしてそのままにしてあります。
乗ってみた感想
MT車に乗るたびに言っているような気がしますがやはりMT車は楽しいです。
NAの軽自動車ですから非力なはずですけど車体の軽さのためかなりキビキビ走ります。
エンジン形式は変わらないはずなのにワゴンRとは雲泥の差です。
重さの要素に加えてエンジンの小改良が重ねられているのでしょう。
そして改めて感じたのが小さな車の便利さ。
冬の雪が積もった狭い道をクラウンで走り回るのは無理ではないですがそれなりに気を使います。
車幅はともかく全長が長いと色々気を遣いますから。
狭くなった駐車場にもスイスイ止められるので重宝しました。
小さいことの利点は他にもあって、
ワイパーを立てるのに一々車体の左右に移動しなくていいこと。
積もった雪を下す面積が圧倒的に少ないこと。
小さなことも悪いことではないな、と思い直しました。
半面、コレはちょっと…というものも。
まずはグレードによるところ。
ヒーテッドドアミラーがない、ミラーを電動調整できない。という点。
乗車前に積もった雪や氷をしっかり取り除き、かつ一度調整したミラーの角度を絶対に変えないように触らなければいけません。
そして走行中に左ミラーに付着した雪はどうすることもできません。
これは冬場のセカンドカーとしては致命的な欠点でした。
もう一つはアルト特有なものなのか、この年式のスズキ車がそうなのか、
シートベルトの加重にたいしての設定がイマイチな点。
見通しの悪いカーブや交差点を通行するとき、身を乗り出して確認することはよくあることですが
その際にシートベルトのロックが掛かってしまうのです。
前に行く気で身体を動かしているので「ハウッ」と動きを止められてしまいます。
他の車で同じように動いても反応しないのにこのアルトはロックが掛かります。
これまた見通しの悪い冬場は不満を感じるポイントです。
そして最後はこのばあちゃんが乗っていたこの個体だけの要素です。
ばあちゃんの家から引き揚げてきた時からフロアマットが剥がされててその下の内張りがあらわになっておりました。
そしてその内張りは湿っているのかシミがあるのか黒くなっています。
さらに車内がなんだかネコのオシッコ臭いのですw
ばあちゃん家にはネコが1匹おります。
おそらくヤツの仕業でしょう。
濡れたフロアマットは引き剥がし、臭いはそのまま。というのがいかにもお年寄りの車らしい感じがします。
まとめのようなもの
長年販売されているだけあってアルトは良い車でした。
現在アルトのMT設定グレードはやはり最低グレードのF、そしてカリカリのスポーツグレードのワークスのみ。
なんというか、普通の乗用車として使えるグレードでMT設定が欲しいところです。
他は軽自動車で言えばワゴンR最低グレードと各社バン・トラック・2シータースポーツくらいでしょう。
やはり傾向として最低グレードとスポーツグレードが主になってしまいます。
コンパクトカーまで広げてもMT・4WDと限定するとジムニーシエラとCX-3くらいですかね?
ちょっと寂しいところ。
なにはともあれ次は小ぶりなMT車に乗りたくなる体験でした。
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